糖尿病の合併症
〒367-0030埼玉県本庄市早稲田の杜2丁目1番1号
0495-71-4781
糖尿病の合併症
「糖尿病と診断されたが、合併症が心配」
「血糖値が高い状態を放っておくとどうなるのだろう」
このような不安をお持ちではないでしょうか。糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がなく、気づかないうちに合併症が進行していることが少なくありません。しかし、血糖値を良好にコントロールし、治療を続けることで、合併症の発症や進行を抑えることが期待できます。
合併症は種類によって現れ方や対策が異なりますが、いずれも早期に発見し、適切に血糖値を管理することで進行を抑えることが期待できます。本庄早稲田駅近くの「ともにかんがえるクリニック」では、日本糖尿病学会専門医である院長が、合併症の予防を大切にしながら診療を行っています。
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管が少しずつ傷んでいきます。その結果、目・腎臓・神経といった細い血管が集まる場所や、心臓・脳などにつながる太い血管に障害が起こり、さまざまな合併症につながります。
糖尿病の合併症は、大きく「急性合併症」と「慢性合併症」に分けられます。急性合併症は、極端な高血糖などによって短期間で起こるもので、緊急の対応が必要になることがあります。一方、慢性合併症は、長い年月をかけて少しずつ進行するもので、糖尿病で特に注意が必要なのはこちらです。このページでは、慢性合併症を中心にご説明します。
いずれの合併症も、早期に発見し、適切に血糖値を管理することで、発症や進行を抑えることが期待できます。
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血糖値が高い状態が続くと、まず細い血管が傷つきやすくなります。これによって起こる「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」は、糖尿病の三大合併症と呼ばれています。それぞれの頭文字をとって、神経障害の「し」、網膜症(目)の「め」、腎症の「じ」から、「しめじ」と呼ばれ、覚え方として知られています。
| し | め | じ | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 神経の障害 | 目の障害 | 腎臓の障害 |
| 病名 | 糖尿病神経障害 | 糖尿病網膜症 | 糖尿病腎症 |
三大合併症のなかでも、比較的早い段階から起こりやすいのが糖尿病神経障害です。高血糖によって手足の神経が傷つき、しびれや痛みなどの感覚の異常が現れます。これらの症状は、手よりも足に出やすく、多くの場合、左右両方に現れることが特徴です。進行すると感覚が鈍くなり、傷ややけどをしても気づかず、悪化してしまうことがあるため注意が必要です。
目の奥にある網膜の細い血管が高血糖で傷つくことで起こるのが糖尿病網膜症です。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、進行すると視力の低下が起こり、重症化すると失明につながることもあります。自覚症状がなくても、検査をすると小さな出血などが見つかることがあります。そのため、症状が出てからではなく、糖尿病と診断された段階から定期的に眼科で眼底検査を受けることが大切です。目安として、網膜症がない場合でも6〜12ヶ月に1回程度の検査がすすめられます。当院では、必要に応じて連携する眼科医療機関へのご案内も行っています。
腎臓は、血液をろ過して老廃物を尿として排出する臓器です。高血糖によって腎臓の細い血管が傷つくと、この働きが少しずつ低下していきます。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、進行すると体のむくみなどの症状が現れ、さらに進むと透析が必要になることもあります。糖尿病と診断されたら、定期的に尿検査や血液検査を受けて、腎臓の状態を確認することが大切です。腎症の進行を防ぐには、血糖に加えて血圧の管理も重要になります。
三大合併症が細い血管の障害であるのに対し、太い血管が硬くなる動脈硬化にも注意が必要です。動脈硬化が進むと、心臓の病気(狭心症・心筋梗塞)や脳の病気(脳梗塞)、足の血管が細くなる病気(閉塞性動脈硬化症)などのリスクが高まります。
これらの病気は、糖尿病だけでなく、高血圧・脂質異常症・肥満・喫煙などが原因にもなります。これらが複数重なると、動脈硬化はさらに進みやすくなります。血糖値だけでなく、血圧や脂質などにも気を配ることが大切です。
足に起こるさまざまなトラブルをまとめて糖尿病足病変といいます。神経障害によって足の感覚が鈍くなっているところに、血行障害や感染が加わると、ささいな傷から悪化し、皮膚や組織が壊死してしまう(壊疽)ことがあります。
足病変を防ぐには、日ごろから足を観察する習慣が大切です。入浴のときなどに、次のような点を確認しましょう。
感覚が鈍くなっていると、やけどにも気づきにくくなります。あんかや湯たんぽの使用にも注意しましょう。足が赤く腫れている、熱をもっているといった場合は、感染が疑われますので、早めにご相談ください。
このほかにも、糖尿病では歯周病になりやすく、また重症化しやすいことが知られています。歯周病と糖尿病はお互いに影響し合うと考えられており、歯のケアも大切です。また、糖尿病では感染症にもかかりやすくなるため、日ごろの体調管理に気を配ることが望まれます。
合併症の多くは、初期には自覚症状が乏しいという共通点があります。だからこそ、次のような取り組みが大切です。
合併症の検査については、糖尿病の検査と合併症の検査のページで詳しく解説しています。また、健康診断で血糖値・HbA1cの異常を指摘された方は、健康診断で異常を指摘された方のページもあわせてご確認ください。
糖尿病の合併症は、初期には自覚症状が乏しいことが多く、症状が出てから気づくと進行しているケースもあります。症状がなくても、定期的な検査を受けて早めに気づくことが大切です。
血糖値を良好にコントロールし、血圧や脂質などの管理を続けることで、合併症の発症や進行を抑えることが期待できます。早くから取り組むことが大切です。
網膜症がない場合でも、糖尿病と診断されたら定期的な眼底検査がすすめられます。状態によって適切な間隔は変わりますので、診察のうえでご案内します。
ともにかんがえるクリニック 院長 川嶋弘道
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
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