Freestyleリブレによる持続グルコース測定
〒367-0030埼玉県本庄市早稲田の杜2丁目1番1号
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Freestyleリブレによる持続グルコース測定
糖尿病の治療では、血糖値やHbA1cを適切に管理していくことが大切です。
一方で、血糖値は一日中一定ではありません。食事や運動、睡眠、薬などの影響を受けながら変化しているため、診察時の血糖値やHbA1cだけでは、日常生活の中でどのように血糖値が変動しているのかを把握しきれないことがあります。
こうした血糖変動をより詳しく確認する方法の一つが「持続グルコース測定(CGM)」です。皮下に装着したセンサーによってグルコース値(血糖値)を継続的に測定することで、食後の上昇や夜間の低下など、普段の検査だけでは見えにくい変化を確認できます。
本庄市の内科・糖尿病内科であるともにかんがえるクリニックでは、日本糖尿病学会糖尿病専門医である院長が、HbA1cや血糖値だけでなく、患者さんの生活状況や血糖変動も確認しながら糖尿病治療を行っています。
血糖値は、さまざまな要因によって一日の中でも上がったり下がったりしています。
たとえば、
などによって血糖値の変化は異なります。
そのため、HbA1cが同程度の患者さんでも、一日を通して比較的安定している方もいれば、食後に大きく上昇したり、夜間に低下したりする方もいます。
HbA1cは一定期間の血糖状態を把握するために重要な指標ですが、一日の中の細かな血糖変動まではわかりません。診察時に行う血糖測定も、その時点の血糖値を確認する検査です。
糖尿病治療では、こうした検査結果に加えて、必要に応じて日常生活の中での血糖変動を確認することで、より患者さんの状態に合わせた治療を考えることができます。
持続グルコース測定(CGM)は、皮下に装着した小型のセンサーを使い、間質液に含まれるグルコース濃度を継続的に測定する方法です。糖尿病情報センターでも、持続的な測定によって24時間を通したグルコース値(血糖値)の推移を確認できることが紹介されています。
通常の自己血糖測定では、指先などから血液を採取し、測定した時点の血糖値を確認します。
一方、持続グルコース測定では継続的にデータが記録されるため、
といった「血糖の流れ」を確認しやすくなります。
持続グルコース測定を行うと、診察時の採血だけでは捉えにくい血糖変動を確認できます。
たとえば、
といった傾向です。
一度の測定値だけを見るのではなく、一日の中で「いつ上がりやすく、いつ下がりやすいのか」を確認することで、自分の生活と血糖変動との関係が見えやすくなります。
また、現在の値だけでなく、一定期間のグルコース値が目標範囲内に収まっていた時間の割合である「TIR(TimeinRange)」などを用いて血糖管理を評価することもあります。
持続グルコース測定で得られたデータは、食事療法や運動療法、薬物療法を考える際の材料になります。
たとえば、食後のグルコース値が上がりやすい場合でも、数値だけを見て原因を判断するのではなく、
などを一緒に振り返ります。
「朝食後に上がりやすい」「運動した日の夜に下がりやすい」といった傾向がわかれば、食生活や運動、薬物療法について医師と相談する際の参考になります。
反対に、測定結果だけを見て食事を極端に減らしたり、薬の量を自己判断で変更したりすることは避けましょう。
持続グルコース測定と、指先などから採血して行う自己血糖測定では、測定方法や確認できる情報が異なります。
| 持続グルコース測定 | 自己血糖測定 | |
|---|---|---|
| 測定するもの | 間質液中のグルコース値 | 血液中のグルコース濃度(血糖値) |
| 測定方法 | 皮下にセンサーを装着 | 指先などから採血 |
| 確認できるもの | 継続的な変化や傾向 | 測定した時点の血糖値 |
| 特徴 | 一日の血糖変動を把握しやすい | その時点の血糖値を直接確認できる |
持続グルコース測定では、血液そのものではなく、細胞と細胞の間にある「間質液」のグルコース濃度を測定します。
そのため、センサーに表示されるグルコース値と、指先から測定した血糖値が完全に一致するとは限りません。特に食事や運動などによって血糖値が急速に変化している場面では、数値に差が生じることがあります。
持続的にグルコース値を確認するために使用される機器の一つが「FreeStyleリブレ」です。
FreeStyleリブレでは、上腕の後ろ側に小型のセンサーを装着し、間質液中のグルコース値を測定します。対応するスマートフォンを使用した場合、グルコース値は1分ごとに更新され、センサーは最長14日間使用できます。
装着中も日常生活を送ることができ、患者さん自身がグルコース値の変化を確認できます。
ただし、FreeStyleリブレを使う目的は単に「たくさん測定すること」ではありません。得られたデータを食事や運動、薬物療法などと照らし合わせながら、血糖管理に役立てることが重要です。
持続グルコース測定に使用する機器は、患者さんの治療内容や状態など、一定の要件を満たす場合に健康保険の適用範囲で使用できます。
FreeStyleリブレについても、インスリン療法を行っている糖尿病の方に加え、要件を満たす場合にはインスリン療法以外で治療中の2型糖尿病の方が保険適用の範囲で使用できます。
ただし、糖尿病と診断されていればすべての方が同じ条件で保険適用となるわけではありません。
保険適用の可否は、
などによって異なります。
「自分の場合は保険で使用できるのか」と気になる方は、医師へご相談ください。
持続グルコース測定を行っていても、状況によっては指先から血糖値を測定する自己血糖測定が必要になります。
たとえば、
また、センサーを装着した部分に赤みやかゆみなどが現れる場合があります。皮膚症状が続く場合には医療機関へ相談しましょう。
測定結果が普段より高い、あるいは低い場合でも、自己判断で糖尿病治療薬の量を変更することは避けてください。数値の変化だけではなく、食事や運動、体調なども含めて医師と確認することが大切です。
Q.持続グルコース測定では何がわかりますか?
一日のグルコース値の変化を継続的に確認できます。食後の上昇や夜間の低下など、診察時の血糖値やHbA1cだけでは分かりにくい血糖変動を把握するために役立ちます。
Q.指先から測る血糖値との違いは何ですか?
自己血糖測定では血液中の血糖値をその時点で測定しますが、持続グルコース測定では間質液中のグルコース値を継続的に測定します。そのため、両者の数値には差が生じる場合があります。
Q.測定したデータはどのように活用しますか?
食事や運動、薬の使用状況などとグルコース値の変化を照らし合わせて確認します。血糖値が上がりやすい時間帯などを医師と一緒に振り返り、今後の糖尿病治療を考えるための情報として活用します。
糖尿病治療では、HbA1cや診察時の血糖値だけを見るのではなく、患者さんによっては日常生活の中でどのように血糖値が変化しているのかを確認することも大切です。
たとえば、
といった場合には、血糖変動を詳しく確認することで治療を考えるための材料が増えることがあります。
本庄市のともにかんがえるクリニックでは、日本糖尿病学会糖尿病専門医である院長が、血糖値やHbA1cだけでなく、食生活や運動習慣、仕事など患者さん一人ひとりの生活状況も確認しながら糖尿病治療を行っています。
必要に応じて持続グルコース測定から得られたデータも活用しながら、患者さんに合った血糖管理を一緒に考えていきます。
血糖値の変動や現在の糖尿病治療について気になることがある方は、お気軽にご相談ください。
ともにかんがえるクリニック院長 川嶋弘道
日本内科学会 認定内科医
日本糖尿病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本消化器病学会 専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医
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