自己血糖測定
〒367-0030埼玉県本庄市早稲田の杜2丁目1番1号
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自己血糖測定
糖尿病の治療では、患者さん自身が自宅などで血糖値を測定する「自己血糖測定」を行うことがあります。「自宅で血糖値を測るように言われたけれど、どのように測ればよいのかわからない」「いつ測定すればよいのか」「毎日測る必要があるのか」など、初めて自己血糖測定を行う方は疑問や不安を感じることもあると思います。
自己血糖測定を行うことで、普段の生活の中で血糖値がどのように変化しているのかを確認できます。測定した結果は、食事や運動、薬物療法などを見直す際の参考にもなります。
本庄市のともにかんがえるクリニックでは、日本糖尿病学会糖尿病専門医が、患者さんの血糖状態や生活スタイル、治療内容などを確認しながら糖尿病診療を行っています。
自己血糖測定は、簡易血糖測定器を使用し、指先などから少量の血液を採取することで、その時点の血糖値を患者さん自身で確認する方法です。
医療機関で血糖値を測定するだけでは、食事前後や運動時、仕事中、就寝前など、日常生活の中で血糖値がどのように変化しているのかをすべて確認することはできません。自己血糖測定を行うことで、普段の生活の中での血糖値を確認し、より適切な血糖管理につなげることができます。また、低血糖時や体調を崩したときの血糖状態を確認する際にも役立ちます。
なお、HbA1cが過去1~2か月程度の血糖状態を確認するための指標であるのに対し、自己血糖測定では「測定したその時点」の血糖値を確認します。糖尿病の診療では、それぞれの検査結果を組み合わせながら血糖状態を確認していきます。
血糖値は一日中同じではありません。食事の内容や量、運動、薬、体調などによって変化します。
自己血糖測定を行うことで、
などを確認できます。
たとえば、いつも同じ時間帯に血糖値が高くなる場合には、食事内容や薬物療法などを見直すための情報になります。一方で、血糖値が低くなる時間帯がわかれば、低血糖を防ぐための治療調整につながる場合もあります。
大切なのは、血糖値を測ること自体を目的にしないことです。
「なぜこの時間帯は高かったのか」「食事や運動との関係はどうだったのか」など、測定した結果を振り返り、医師や医療スタッフと共有しながら治療に活かしていくことが重要です。
自己血糖測定では、血糖測定器、測定用センサー、穿刺器具などを使用します。使用する機器によって操作方法は異なるため、実際に使用する際には医療機関で説明を受け、各機器の使用方法を確認しましょう。一般的には、まず流水で手を洗い、よく乾かします。その後、測定器や穿刺器具を準備し、指先などを穿刺して少量の血液を出し、測定用センサーに血液を付けて血糖値を測定します。
指先から測定する場合は、同じ場所ばかりに穿刺を続けるのではなく、穿刺する指や場所を少しずつ変えることで、皮膚への負担や痛みを抑えやすくなります。
測定が終わったら血糖値を記録しておきましょう。最近では測定器本体やスマートフォンのアプリなどに測定結果を記録できるものもあります。
自己血糖測定を行うタイミングは、患者さんの糖尿病の状態や使用している薬、インスリンの種類などによって異なります。
測定するタイミングとしては、
などがあります。
ただし、すべての患者さんが毎日すべての時間帯で血糖値を測定する必要があるわけではありません。
たとえばインスリン治療を行っている方でも、使用しているインスリンの種類や注射回数、血糖コントロールの状態などによって必要な測定回数は異なります。
「何時に何回血糖値を測ればよいのか」については、自己判断で回数を増減するのではなく、主治医と相談しながら決めていきましょう。
自己血糖測定では、測定した数値を記録しておくことも大切です。
血糖値だけでなく、必要に応じて、
などを一緒に記録しておくと、血糖値が変化した原因を振り返りやすくなります。
たとえば「夕食後だけ血糖値が高くなる」「運動した日の夜に血糖値が低くなる」といった傾向がわかれば、診察時に食事や運動、薬物療法について相談するための重要な情報になります。
血糖値は一回一回の数字だけを見るのではなく、どのような場面で高くなり、どのような場面で低くなるのかという傾向を見ることが大切です。
測定結果を診察時に医師や医療スタッフと共有し、今後の糖尿病治療に活用していきましょう。糖尿病情報センターでも、日常生活の中で血糖値を知ることが、よりよい血糖管理につながるとされています。
自己血糖測定は、一定の条件を満たす場合には健康保険が適用されます。
たとえば、インスリンなどの注射薬を用いた治療を行っている方や、一部の妊娠中の方などでは、治療内容や状態に応じて血糖自己測定が保険診療の対象となる場合があります。糖尿病情報センターでも、糖尿病の注射薬による治療を行っている方について、公的医療保険の対象となることが案内されています。
一方で、糖尿病の治療を受けている方であれば、すべての方が同じ条件で保険適用になるわけではありません。保険適用となるかどうかや、保険診療として認められる測定回数などは、患者さんの病状や治療内容によって異なります。診療報酬上も、血糖自己測定器加算は測定回数などに応じて区分されています。自己血糖測定を始めたい方や、保険適用について確認したい方は医師へご相談ください。
自己血糖測定で表示された数値は、食事や運動、測定した時間、体調などさまざまな要因によって変化します。また、簡易血糖測定器による値と医療機関で測定する血糖値との間に、多少の差が生じる場合もあります。
そのため、一回の測定結果だけを見て「血糖値が高かったから薬を増やそう」「低かったからインスリンを減らそう」と自己判断することは避けましょう。
特にインスリンや血糖値を下げる薬を使用している方では、治療内容を自己判断で変更すると低血糖などにつながる可能性があります。
また、一般的に血糖値が70mg/dLを下回る場合は低血糖として注意が必要です。冷や汗、手の震え、動悸、強い空腹感などの症状がみられることもあります。低血糖時の具体的な対応については、あらかじめ主治医と確認しておくことが大切です。
普段とは大きく異なる血糖値が繰り返し測定される場合や、体調に異変がある場合には医療機関へご相談ください。
Q.自己血糖測定は毎日必要ですか?
毎日測定する必要があるかどうかは、患者さんの治療内容によって異なります。
インスリンの種類や注射回数、血糖コントロールの状態などによって必要な測定回数やタイミングが変わるため、主治医から指示された方法で測定しましょう。
Q.血糖値は食前と食後のどちらで測ればよいですか?
目的によって異なります。
食前に測定することで空腹時の血糖状態を確認でき、食後に測定することで食事による血糖値の変化を確認できます。
患者さんによって確認したい時間帯は異なるため、どのタイミングで測定するかは主治医と相談しましょう。
Q.食後の血糖値は何時間後に測ればよいですか?
糖尿病の診療では食後の血糖値を確認するために、食事を開始してから一定時間後に測定することがあります。
ただし、測定する目的によって適切なタイミングは異なりますので、自己判断で測定時間を決めるのではなく、主治医の指示に従いましょう。
Q.自己血糖測定とHbA1cの違いは何ですか?
自己血糖測定では、測定したその時点の血糖値を確認します。一方、HbA1cは過去1~2か月程度の血糖状態を確認するための指標です。
そのため、診察時のHbA1cが同じでも、食後に大きく血糖値が上昇する方や、特定の時間帯に低血糖を起こしている方もいます。
それぞれの検査を組み合わせることで、より詳しく血糖状態を確認できます。
Q.血糖値が高かった場合はどうすればよいですか?
一度血糖値が高かったからといって、自己判断で薬やインスリンを増やさないようにしてください。
何を食べたか、いつ測定したか、体調はどうだったかなどを確認し、血糖値が高い状態が続く場合には主治医へ相談しましょう。
Q.血糖値が低かった場合はどうすればよいですか?
一般的に血糖値が70mg/dLを下回る場合には低血糖として注意が必要です。低血糖時の対応方法は、あらかじめ主治医から説明を受けておくことが大切です。
特に意識がもうろうとしている場合など、自分で安全に飲食できない状態では緊急の対応が必要になることがあります。
Q.自己血糖測定は保険適用になりますか?
患者さんの治療内容や状態によって異なります。
インスリンなどの注射薬を使用している方など、一定の条件を満たした場合には保険適用となります。ご自身が対象になるかについては医療機関へご確認ください。
自己血糖測定は、単に血糖値を測定するためだけのものではありません。
毎日の生活の中で血糖値がどのように変化しているのかを確認し、その結果を食事や運動、薬物療法などの糖尿病治療に活かしていくことが大切です。
本庄市のともにかんがえるクリニックでは、日本糖尿病学会糖尿病専門医である院長が糖尿病診療を行っています。血糖値やHbA1cなどの数値だけでなく、患者さんの食生活や運動習慣、仕事などの生活状況も確認しながら、一人ひとりに合わせた治療を行っています。
「これから自己血糖測定を始めるので方法を知りたい」「測定した血糖値について相談したい」「血糖値が安定しない」といった方も、お気軽にご相談ください。
ともにかんがえるクリニック院長 川嶋弘道
日本内科学会 認定内科医
日本糖尿病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本消化器病学会 専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医
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