発熱外来で診る症状
〒367-0030埼玉県本庄市早稲田の杜2丁目1番1号
0495-71-4781
発熱外来で診る症状

発熱は風邪やウイルス感染症をはじめ、さまざまな病気のサインとして現れる症状です。当院では、発熱を主訴とする患者さんに対して、専用の発熱外来エリアを設けて診療を行っております。これは、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症を他の患者さんへ拡げないようにするための措置です。発熱に加えて、喉の痛み・咳・鼻水・倦怠感・頭痛・関節痛・下痢などの症状がある方は、まずは事前にお電話にてご連絡ください。症状や経過をお伺いしたうえで、来院時間のご案内や隔離対応を行います。また、迅速抗原検査やPCR検査、血液検査などを用い、必要に応じてウイルス感染か細菌感染かを見極めたうえで治療を行います。発熱は単なる風邪から重篤な感染症まで、幅広い原因が考えられるため、症状が長引く・悪化している場合は放置せず、早めに受診してください。安心して診察を受けて頂けるよう、院内感染防止に十分配慮しております。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症はいずれも発熱外来でご相談頂く機会が多い疾患です。インフルエンザは、突然の高熱(38℃以上)、全身の倦怠感、筋肉痛や関節痛、咳、喉の痛み、頭痛、悪寒などが主な症状です。症状は急激に現れ、特に発症初期に高熱が目立つことが特徴です。また、小児や高齢者、基礎疾患を持つ方では重症化することもあります。
一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、発熱、咳、喉の痛み、鼻水、頭痛、倦怠感といったインフルエンザに類似した症状のほか、味覚や嗅覚の異常、息切れ、下痢など消化器症状がみられる場合もあります。症状が軽微な場合から重症化するケースまであり、特に発熱や咳などの呼吸器症状に加え、体調の急激な変化があれば注意が必要です。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症以外にも、発熱を引き起こす疾患は数多く存在します。代表的なものとしては、細菌やウイルスによる上気道炎(風邪)、扁桃炎、気管支炎、肺炎、尿路感染症、急性胃腸炎(いわゆる胃腸風邪)などが挙げられます。
さらに、細菌感染による発熱では、咽頭痛や咳、膿性の痰、排尿時の痛みや頻尿、下痢、嘔吐など症状が疾患ごとに異なります。ウイルス性疾患の場合、多くは自然軽快しますが、細菌感染の場合は抗菌薬治療が必要となることがあります。
また、まれに膠原病や自己免疫疾患、悪性腫瘍(がん)が原因で発熱が続くこともあるため、症状が長引く場合や全身倦怠感、体重減少、発疹などの異常を伴う場合には、早めの受診と精密検査が推奨されます。
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